競艇は男女混合で戦う珍しい公営競技で、女性選手も多数活躍しています。
2024年4月時点で女性ボートレーサーは261名おり、全体の約16%ほど。
競馬や競輪と比べても女性選手の割合が高く、女性だけで争う「女子戦(レディース戦)」もほぼ毎日どこかの競艇場で開催されています。
女性選手は近年めざましい活躍を見せており、男女混合のビッグレースで優勝するケースも出てきました。
実際、遠藤エミ選手が2022年のSG競走「ボートレースクラシック」にて女性初のSG優勝を果たし、大きなニュースとなりました。
では、近年で好成績を収めてくれる女性レーサーですが、どの選手が最も優れているのか。
ランキング化して紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください。
女性競艇選手ランキング【総合TOP10】
ここでは女性競艇選手の中から、成績(勝率・優勝歴など)、獲得賞金額、近年の活躍度、そしてファンからの人気や話題性を総合的に評価し、トップ10の選手を選出しました。
ただ単に強いだけでなく、競艇ファンから支持を集めるスター選手や、競技の歴史に名を残す実績を持つ選手も考慮しています。
それでは、総合ランキングTOP10の女性ボートレーサーを見ていきましょう。
遠藤エミ選手
現役女子選手の中で最強との呼び声も高いスター選手です。
遠藤選手は2022年のSG「ボートレースクラシック」で競艇史上初となる女子選手のSG制覇という偉業を成し遂げました。
この快挙により一躍名実ともにトップレーサーとなり、以降も2021~2023年と3年連続で女子賞金ランキング1位(賞金女王)に輝いています。
SG・G1といったビッグレースで複数回の優勝歴を持ち、女子戦のみならず男女混合戦でも安定した強さを発揮している実力者です。
近年はプレミアムG1クイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)でも複数回優勝を経験しており、まさに女子レーサーの第一人者として競艇界をけん引しています。
主な成績はこちら。
- SG優勝1回(2022年クラシック)
- PG1クイーンズクライマックス優勝(2021年・2024年)
- 2024年獲得賞金額は約5276万円で女子トップ
ファン人気も高く、「女子最強」の呼び名にふさわしい存在といえます。
浜田亜理沙選手
近年急速に頭角を現した実力派です。
浜田選手は2023年末のプレミアムG1「第12回クイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)」にて初出場で見事優勝し、G1初制覇を成し遂げました。
デビュー14年目で掴んだビッグタイトルであり、この優勝により翌年のSG出場権も獲得しています。
2024年の年間獲得賞金ランキングでは女子2位となる約4074万円を稼ぎ出し、一躍女子レーサーのトップクラスに躍り出ました。
主な成績はこちら。
- PG1クイーンズクライマックス優勝(2023年)
- G2レディースオールスター優出。2024年女子賞金ランキング2位
スタート力と安定感ある走りが持ち味で、インコースからの逃げだけでなくまくりや差しも巧みに決めるオールラウンダーです。
夫もボートレーサーという競艇一家で、今後さらにSG戦線での活躍が期待される注目選手です。
守屋美穂選手
女子戦線を代表する存在で、安定した強さと高い人気を誇ります。
守屋選手は近年ファン投票で選出されるレースで圧倒的支持を集めており、2024年のレディースオールスターではファン投票第1位に輝きました
その大会で期待に応えて優勝(同大会2度目の優勝)を果たすなど、実力・人気ともにトップクラスです。
持ち味は高い勝率を支える安定感で、常にA1級を維持し女子の勝率ランキングでも上位に名を連ねています。
インコースからの逃げはもちろん、まくりや差しも巧みに決めるオールラウンドな走りで信頼を集めています。
出産を経ても第一線で活躍し続けており、ママさんレーサーとしても有名です。
明るいキャラクターでファン対応も良く、女性ファンからの支持も厚い「女子レーサーのエース格」です。
主な成績
- プレミアムG1レディースオールスター優勝2回(2022年・2024年)
- GI優勝多数。2024年女子賞金ランキング6位(約4091万円)
2023年には、ファン投票1位に輝きました。
田口節子選手
ベテラン勢の中でも抜群の安定感と実績を持つ名選手です。
田口選手は長年女子トップクラスの勝率を維持しており、2024年前期の女子勝率ランキングでは第1位となりました。
卓越したスタート力とターン技術から繰り出す豪快なまくりが武器で、その攻めのスタイルから「銀河系クイーン(Galaxy Queen)」の異名も持ちます。
GIタイトルこそ惜しくも手にしていませんが、G3や一般戦での優勝回数は女子選手屈指で、生涯勝利数もトップクラスです。
主な成績はこちら。
- G3優勝多数、通算優勝回数30回以上
- 2024年前期女子勝率1位
常にA1級で活躍し続け、ファンからの信頼も厚い玄人好みのレーサーと言えます。
近年は賞金女王こそ遠ざかっていますが、それでも2024年は賞金ランキング14位(約3418万円)に入るなど衰えは感じさせません。
スタート事故(フライング)が少なく堅実な走りも魅力で、予想の軸にしやすい存在として競艇ファンに知られています。
三浦永理選手
技巧派ベテランとして名高い存在です。
三浦選手は繊細なハンドルワークと高い調整技術に定評があり、「テクニカルエリー」の異名を持ちます。
その実力はタイトルにも表れており、2012年の第1回クイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)で初代クイーンズクライマックス女王に輝いた経歴を持ちます
20代の頃からG1戦線で活躍し、女子選手初の快挙を成し遂げて競艇史に名を残しました。
その後一時長期欠場もありましたが復帰し、現在もA1級として活躍を続けています
主な成績はこちら。
- プレミアムG1クイーンズクライマックス優勝(2012年 初代女王)
- GIレディースチャレンドカップ優勝
- 女子賞金女王(2012年)
- 2024年女子賞金ランキング4位
2024年の女子賞金ランキングでは4位(約3773万円)に入るなど、第一線に返り咲いている点も見逃せません。
安定したコーナーワークと冷静なレース運びで着実に舟券に絡む巧者であり、女子レースのみならず混合戦でも存在感を示すレジェンド的存在です。
鎌倉涼選手
安定した強さで長年女子トップ戦線を支える実力者です。
鎌倉選手は平成生まれ世代の先駆けとして台頭し、2013年には女子選手として史上初めてSGオールスターのドリーム戦に1号艇で出走するなど注目を集めました。
その後もGIタイトルを獲得し、トップレーサーの地位を確固たるものにしています。
主な成績はこちら。
- GIレディースチャンピオン優勝1回、GII以上優勝複数
- 通算優勝20回以上
近年の勝率も非常に高く、2024年前期の女子勝率ランキングでは2位に入る安定ぶりでした。
スタートの早さとターンスピードに優れ、インからの逃げはもちろんセンター・アウトコースからのまくり差しでも数多くの勝利を挙げています。
優勝回数も多く、女子戦・混合戦問わず優出の常連です。
男性ファンも多くアイドル的存在とも言われ、実力と人気を兼ね備えたオールラウンダーと言えるでしょう。
平山智加選手
実力・実績ともにトップクラスの女子レーサーで、早くから才能を開花させたことで知られます。
平山選手は2006年デビューの98期生ですが、新人時代から頭角を現し、女子史上初の最優秀新人賞を受賞した経歴を持ちます。
さらに2013年には男女混合GI競走で女子選手として14年ぶり2人目の優勝という快挙を達成しました。
この時制したのは尼崎競艇場の開設記念(近松賞)で、女子の混合GI制覇は1999年の山川美由紀以来の偉業。
以下に成績をまとめてみました。
- 男女混合GI優勝1回(2013年尼崎・開設記念)
- PG1クイーンズクライマックス優出、GIレディースチャンピオン優勝(2020年)
- 通算優勝回数30回以上。2019年には女子賞金ランキング2位。
以降も女子戦のタイトルであるレディースチャンピオン(女子王座決定戦)を制するなど輝かしい実績を積み重ねています。
クセのない安定したターンと的確なレース運びが持ち味で、どのコースからでも舟券に絡む巧者です。
結婚後も変わらぬ活躍を見せ、2024年も女子賞金ランキング7位(約4016万円)と安定しています。
女子レーサーの中でも“驚異の安定感”と称される存在です。
大山千広選手
若手スターとして人気を博す実力派です。
大山選手は2019年のレディースチャンピオンでG1初優勝を果たし、当時23歳6か月という史上最年少で賞金女王(女子賞金ランキング1位)に輝きました。
デビューからわずか4年での快挙で、一躍「ツヨカワ(強くて可愛い)女子レーサー」の象徴的存在となりました。
その明るい笑顔と実力からファン人気も非常に高く、ネット投票など「美人レーサーランキング」では常に上位に挙げられる存在です。
そんな大山選手の、主な成績はこちら。
- GIレディースチャンピオン優勝(2019年)、2019年女子賞金女王
- PG1クイーンズクライマックス準優勝(2019年)、通算優勝9回
持ち味はスタート力と果敢な攻めで、コース不問で展開を突くレースセンスがあります。
ただ近年は怪我や体調面の影響もあって一時A2級に降格するなど苦戦が続き、2023年後期以降はレース出場が途絶え復調が待たれる状況です。
とはいえ将来を嘱望される才能に変わりはなく、復帰すれば再び女子戦線を席巻する可能性を秘めています。
競艇を盛り上げる若きヒロインとして、今後の動向にも注目です。
山川美由紀選手
女子競艇のパイオニア的存在であり、現在も現役トップクラスで走り続けるレジェンドです。
山川選手は1980年代後半から活躍する大ベテランで、1999年に女子選手として史上初めて(昭和32年以来)男女混合GI競走で優勝するという歴史的偉業を成し遂げました。
当時の四国地区選手権での快挙は「女王の力走」と称えられ、以降「パワークイーン」の異名で呼ばれるようになります。
女子タイトルの獲得数も群を抜いており、通算獲得賞金は2023年に10億円を突破。
主な成績はこちら。
- 男女混合GI優勝1回(1999年鳴門・四国地区選手権)
- GI女子王座(レディースチャンピオン)優勝4回
- PG1クイーンズクライマックス優勝1回(2017年)
- 通算優勝80回以上、通算勝利2,000勝超。2019年に競艇殿堂入り
還暦を迎えてなおA1級に復帰するなどその記録と情熱は他の追随を許しません。
2020年には63歳で優勝し女子最年長優勝記録を更新するなど、まさに生ける伝説です。
2024年も女子賞金ランキング19位に入る健闘を見せており、長く女子レーサーの第一線を走り続ける姿は後輩たちの目標となっています。
渡邉優美選手
新世代のエース候補として急成長中の若手選手です。
渡邉選手は近年メキメキと頭角を現し、2024年2月のG2レディースオールスター(女子ファン投票による大会)でG2初優勝を飾りました。
地元・福岡支部のホープとして期待されており、同年夏のGIレディースチャンピオンでも惜しくも準優勝と大健闘。
2024年の女子賞金ランキングでは約3780万円を獲得し堂々の3位に入り、トップクラスの一員となりました。
そんな渡邉優美選手の主な成績はこちら。
- GIIレディースオールスター優勝(2024年)
- GIレディースチャンピオン準優勝(2024年)。2024年女子賞金ランキング3位
- 通算優勝回数15回
スタートの切れ味と大胆なまくり差しが魅力で、攻めの姿勢を貫くレース運びに勢いがあるのが特徴です。
まだSG出場経験はありませんが、着実に力を付けており今後初のGI制覇やSG挑戦が期待されます。
笑顔が印象的でファンサービスにも積極的なことから地元ファンの支持も厚く、「ポスト大山千広」として女子戦線を盛り上げる存在です。
男性選手との違いは?
競艇はボートやエンジン(モーター)性能が同じ条件で提供されるため、基本的に男女のハンデはありません。
ルール上も男女混合で全く同じ条件で戦います。体格面では平均的に女性の方が軽量ですが、最低重量規定(選手と装備を合わせて一定以上の重さが必要)により極端な優位性は抑えられています。
むしろ女性選手は減量の負担が少ない利点もあり、スピード勝負で引けを取らない場面も多いです。
また繊細なハンドルさばきや整備力で勝負する選手も多く、男女でレーススタイルに大きな違いはありません。
実際トップクラスの女子レーサーは男子顔負けのテクニックを持ち、近年はSGやG1でも男性選手に混じって活躍しています。
一方で、競艇界では女性選手だけが参加できるタイトル戦も整備されています。
例えば、レディースチャンピオン(女子王座決定戦)や年末のクイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)など、女子トップ選手が集結する大舞台があります。
これら女子戦の存在により、女性選手は競技人生の中で活躍の場が広がり、ファンも女性レーサーに注目しやすくなっています。
女性競艇選手の注目ポイント
近年の女子レーサー界は実力伯仲で、毎年のように新たなスターが誕生しています。
大きなトレンドとしては、やはり女子選手のSG戦線進出が挙げられます。
2022年に遠藤エミ選手がSG優勝という壁を破って以降、他の女子選手にも「自分たちもSGで通用する」という自信が芽生え、浜田亜理沙選手のように賞金女王決定戦からSG出場権を勝ち取るケースも出ました。
今後は「女子からSG制覇2人目」が誰になるのか、ファンの大きな注目を集めています。
一方、女子戦内部でも若手の台頭が目覚ましいです。
例えば實森美祐選手や西橋奈未選手といった20代の新鋭が高勝率をマークし、トップ戦線に食い込んできました。
實森選手は2023年の勝率7.24で女子3位、西橋選手も同7位に入るなど躍進が著しいです。
また、土屋南選手のように二世レーサーとして期待されG1戦線で活躍する若手もいます。
土屋選手は父が元プロジェットスキー選手で幼い頃から英才教育を受けた異色の経歴を持ち、産休前まで女子戦線をリードする存在でした。
このように次世代のホープたちが次々登場しており、女子レーサー界は今まさに群雄割拠の戦国時代と言えるでしょう。
実力派若手 vs ベテラン選手の比較
女子レーサー界には10代デビューのフレッシュな若手から、60代まで現役を続ける大ベテランまで幅広い世代が混在しています。
若手の強みは伸び盛りの勢いと大胆さです。
大山千広選手や渡邉優美選手など20代〜30代前半の選手はスタート力とアグレッシブな攻めで一発の魅力があります。
予選道中から果敢に攻めて波乱を起こすことも多く、実際女子戦は荒れやすいです。
反面、経験豊富なベテラン勢は展開読みと安定感で勝負します。
山川美由紀選手や日高逸子(ひだか・いつこ)選手のように40年以上のキャリアを持つ選手は、スタートの駆け引きや道中の粘り強さで若手に負けない競り合いを見せます。
特に日高選手は60代でA1級に復帰し優勝も挙げるなど、「技術と知略」で年齢のハンデを感じさせない走りを披露しています。
若手とベテランの対決は女子戦の見どころの一つです。
勢いの若手が逃げ切るのか、老練なベテランが差し返すのか、レース終盤まで目が離せません。
近年はベテランが記録を打ち立て、若手がそれに挑む構図が鮮明で、競技全体のレベル向上にも繋がっています。
例えば前述の平山智加選手が混合GI優勝という偉業を達成した際、当時ベテランだった山川美由紀選手の記録に次ぐ快挙として話題になりました。
このように世代を超えた競い合いがあるのも競艇の醍醐味であり、ファンにとってはどの世代にも“推し”ができる楽しさがあります。
意外な経歴を持つ選手がいる
女性レーサーの中にはユニークな経歴やエピソードを持つ人もいます。
たとえば土屋南選手は父親がジェットスキーの元プロ選手で、「ボートレーサーは稼げる」という理由から幼少期からボートレーサーになる英才教育を受けていたそうです。
異色の教育方針ですが、その甲斐あってか若くして頭角を現し、美人レーサー姉妹としても話題になりました。
ほかにも、森屋美穂選手は実は高校時代に自転車競技でインターハイ出場経験があるスポーツウーマンだったり、三浦永理選手はソフトボールに打ち込んだ学生時代を経てレースの世界に飛び込んだ経歴があります。
全く異なる競技経験がボートで活きるケースもあり、体幹の強さや勝負勘など各人のバックグラウンドがレーススタイルに影響を与えていると言われます。
また、競艇界では夫婦や親子でレーサーというケースも珍しくありません。
女性レーサー同士ではありませんが、浜田亜理沙選手の旦那さんもトップレーサーとして活躍しており、夫婦で同じSGに出場する可能性も出ています。
守屋美穂選手も同じ岡山支部の選手と結婚しており、子育てしながら競技を続けています。
こうした家族ぐるみのエピソードは競艇ならではで、レース場で夫婦対決や親子対決が実現することもあり、ファンを楽しませてくれます。
女性選手ならではのレース戦略
基本的にレースの戦略は男女共通ですが、女性選手ならではと言われるポイントもあります。
一つは体重の軽さを活かしたスピードです。
ボートは軽い方が加速がつきやすいため、規定重量ギリギリまで軽量な選手ほどスタートからの伸びが良い傾向があります。
女性選手は筋力で劣る分、この加速面や小回りでカバーしようとするケースが多いようです。
ただし重量差はルールで調整されているため、最終的には技術と戦術が物を言います。
実際、トップ女性レーサーたちはモンキーターン(体を倒し込んで旋回する高度なターン技術)も男性同様に駆使します。
かつて日高逸子選手が女子で初めてモンキーターンを習得した際は話題になりましたが、今では女子選手でも当たり前に用いる技術となりました。
もう一つは女子戦特有のレース展開です。
女子戦では実力が拮抗していることが多く、一般的に「インが強い」とされる競艇においても波乱が起きやすいと言われます。
インからの「イン逃げ」が決まらず、アウトコースのまくりや差しが炸裂するケースも珍しくありません。
これは女子戦ならではの積極的な攻め合いと、モーター(エンジン)の性能差が結果に直結しやすい側面があるためです。
女子戦は配当が荒れることも多く、高額配当狙いのファンには魅力的な一方で予想は難解です。
しかしだからこそ、展開を読む面白さがあります。
女性選手同士の心理戦や駆け引きも白熱しており、最後まで目が離せないレースが多いのが特徴です。
よくある質問
この章ではよくランキングの中で聞かれる質問を3つ紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてください。
女性競艇選手の賞金ランキングは?
毎年、女子レーサーの中で獲得賞金額が最も高かった選手は「賞金女王」と呼ばれます。
直近では遠藤エミ選手が2021~2023年と3年連続で賞金女王に輝いており、2024年も年間獲得賞金約8075万円で女子トップでした
2024年の女子賞金ランキング上位を具体的に挙げると、1位が遠藤エミ(約8075万円)、2位が三浦永理(約5710万円)、3位が細川裕子(約4652万円)、4位浜田亜理沙(約4540万円)、5位渡邉優美(約4333万円)といった顔ぶれです。
毎年12月末のクイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)終了時点でランキングが確定し、翌年の各種表彰式で発表されます。最新のランキングはボートレース公式サイトの「獲得賞金ランキング」ページで確認できます。
初心者におすすめの女性競艇選手は?
レース観戦の初心者であれば、まずは実力と安定感のあるトップ選手を応援してみるのがおすすめです。
例えば遠藤エミ選手は常に優勝戦線に絡む活躍をしており、ビッグレースでの露出も多いのでレースを見る機会が多いでしょう。
同じく守屋美穂選手も安定した強さに加えファン人気が高く、出走すれば上位争いに絡むことが多い選手です。
こうしたトップ選手の走りはレベルが高く、見ごたえがあります。
また、応援する楽しさという点では若手注目株に注目するのも良いでしょう。
渡邉優美選手や西橋奈未選手などは近年頭角を現してきた期待の星で、これからGIやSGに挑んでいく姿を長い目で応援できます。
さらにルックスやキャラクター面で親しみやすい選手から入るのも一つです。
大山千広選手は「ツヨカワ美女レーサー」として有名でファンも多く、レース映像だけでなくSNS発信などもチェックしてみると親近感が湧くでしょう。
まずは気になる選手を見つけて、その選手の出走表を追いかけていくと競艇観戦に入り込みやすくなります。
女性競艇選手のレーススタイルの特徴は?
女性レーサーだからといって特別なルールや道具の違いはありませんが、傾向として接戦が多く波乱含みのレースが展開されやすいと言われます。
インコースの信頼度が男子戦よりやや低く、スタートで互角なら思い切ったまくりや差しが飛び出すケースが多いです。
そのため女性戦は配当が高めになることもあり、観る側にとってはスリリングです。
ただしトップクラスの女子選手になるとレース巧者が多く、基本に忠実な走りで安定した結果を残します。
遠藤エミ選手や平山智加選手などはイン逃げの決定率も高く、男子顔負けの堅実さです。
一方で大外6コースからでも果敢にまくり一発を狙う選手もおり、スタイルは人それぞれです。
総じて言えば、女性選手のレーススタイルに大きな差はないものの、体重が軽い利点を活かしてスピード戦を仕掛ける傾向や、女子戦特有の接戦で鍛えられた競り合いの強さが特徴と言えるでしょう。
近年では女子選手の技術力も非常に向上しており、「女性だからコーナーで引く」ようなことは全くありません。
事実、難易度の高いモンキーターンも今や多くの女子レーサーが習得しており、迫力ある攻防を繰り広げています。
初心者の方も性別にとらわれず、まずは選手個々のスタイルを楽しんでみてください。
まとめ
本記事では女子レーサーのトップ選手や特徴を紹介しましたが、実際のレース映像を見るとさらに魅力が伝わります。
ぜひボートレースの中継や録画をチェックして、お気に入りの選手(=推し選手)を見つけてみてください。
女子戦は毎年、レディースチャンピオン(女子GI)や年末のクイーンズクライマックス(PG1)といった大舞台があります。
これらは女子選手の真剣勝負が堪能できるので特におすすめです。
女子ならではのドラマチックな展開や、表彰式での華やかな笑顔など、競走以外の見どころも満載です。
勝利の刺激が夢中にさせる!
開催 | 会場 | 獲得 |
---|---|---|
4月1日 | 戸田3R→戸田5R | 1,305,720円 |
4月1日 | 徳山5R→徳山7R | 1,098,000円 |
4月1日 | 桐生8R→桐生10R | 901,460円 |
一撃で10万円弱の払い戻しも!?
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