【浜名湖競艇】第9回-PG1クイーンズクライマックス（2020.12.26～）の事前展望と注目選手

一年のラストに、女子レース最高峰レースが今年も始まる…。
真冬の浜名湖競艇場で、「第9回-PG1クイーンズクライマックス」が、12月26日（土）から12月31日（木）まで開催されます！

今回で9年目を迎え、もはや年末の風物詩と言っても良いでしょう。
234人の女子レーサーの中から、12名しか出られない超ハイレベルなバトルが繰り広げられます。

今年賞金ランキング1位に輝いたのは、守屋美穂選手。
去年は超大型新人・大山千広選手の年となりましたが、やはり絶対的女王として1年を通して安定した走りを見せてくれました。

以外なことにもこれまでクイーンズクライマックスの優勝歴はナシ。
名だたる男子選手も認める実力者ですし、今年はVロードを駆け抜けたい。

さらに、ギリギリの接戦で2位となった平山智加選手も今年はG1レディースチャンピオンを優勝するなど調子は上々。
今年は通算5勝を上げるなど、キャリアハイの活躍で自身2度目のティアラを狙います。

もちろん、後ろには小野生奈選手や平高奈菜選手、大山千広選手、寺田千恵選手、細川裕子選手、香川素子選手、岩崎芳美選手ら超豪華メンバー。
過去にクイーンズクライマックスを制覇している松本晶恵選手、遠藤エミ選手、田口節子選手の走りにも注目したいところですね。

それでは、さっそく「第9回-PG1クイーンズクライマックス」の概要や、開催地である浜名湖競艇場の特徴・高素質モーター。
注目選手などを確認していきましょう！

女子艇界最高峰のレース「PG1クイーンズクライマックス」とは

女子レーサーのみで行われるPG1競争であり、レディースチャンピオンと同様に最高峰レースの位置づけです。
同月にグランプリ/グランプリシリーズが開催されることもあり、「女性版グランプリ」とも呼ばれています。

格付けはPG1。
優勝賞金は1500万円。

開催年の1日1日から10日31日が第1選考となり、獲得賞金ランキング上位42名を選抜。
1月1日からチャレンジカップ・レディースチャレンジカップが終了する日までが第2選考期間で、

獲得賞金ランキング上位12名を選抜します。

最終日の優勝戦が大晦日に行われる、1年の締めくくりとなるビッグレースですね。

「PG1クイーンズクライマックス」の歴代優勝者（最新8大会）

開催	優勝戦日	会場	選手名
第8回	2019/12/31	徳山	今井　美亜
第7回	2018/12/31	平和島	松本　晶恵
第6回	2017/12/31	大村	遠藤　エミ
第5回	2016/12/31	平和島	松本　晶恵
第4回	2015/12/31	福岡	川野　芽唯
第3回	2014/12/31	住之江	日高　逸子
第2回	2013/12/15	芦屋	平山　智加
第1回	2012/12/16	大村	三浦　永理

優勝者は男子選手相手にも競り勝てるトップ女子レーサー達の名前が並びます。
純粋にその瞬間最も強い選手が勝つ、ある意味シンプルなレースかもしれませんね。

去年は今井美亜選手が優勝戦で3号艇から見事なまくりを決めて女王に。
どの順位・どのコースからもチャンスがありますし、インでも安全ではありませんね。

つづいて「第9回-PG1クイーンズクライマックス」が開催される、浜名湖競艇場の水面を確認していきましょう！

「第9回-PG1クイーンズクライマックス」の会場
浜名湖競艇場の特徴や広さとは

進入コース	1着率	2着率	3着率
1	55.3	17.6	9.2
2	14.2	21.6	18.9
3	15.2	22.8	17.6
4	10.2	18.8	21.5
5	5.0	15.6	19.4
6	5.2	15.1	17.6

※2020年9月1日〜2020年月11月30日

競艇場のなかでも屈指の広さを誇る水面です。
冬場の風次第では差し・まくり差しが決まることも多いですが、もちろんインが有利。

特に2コースは落ちやすいことを頭に入れておいた方が良いかもしれませんね。
表のとおり1・2着率は3号艇の方が高いですし、3着率も4・5号艇の方が上です。

センターやアウトの選手たちは、この広い水面をどう利用して戦うかが鍵となるでしょう。
風向きやスペース、スタート時の動きに注意したいですね。

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レースを左右する機力は最重要要素の1つ
浜名湖競艇場のビッグモーター10選！

順位	番号	2連率（%）	勝率	優出	優勝
1	12	48.9	6.31	6	3
2	66	47.4	6.30	6	0
3	17	46.7	6.10	5	1
4	30	46.5	6.25	7	1
5	7	46.4	6.43	8	2
6	60	44.9	6.09	6	0
7	13	43.5	5.95	5	1
8	51	42.9	5.79	5	2
9	22	42.5	5.87	2	0
10	18	40.5	5.98	4	2

※2019年5月7日～2019年12月9日まで

浜名湖のモーター交換は4月。
すでに使用してから8ヶ月ほどが経過していますし、2連率の数字も信用できそうですね。

現在、浜名湖には頭１つ飛び抜けた超抜機は不在。
上位のエンジンは総じて横ばいといった印象です。

ですが、それぞれに異なる特徴が。
さっそくそれぞれの基を確認しましょう！

今年の浜名湖を牽引した「12号機」

出足：◯　伸び足：◯　回り足：◯

出足・中間足・行き足と完璧で、今年最多優勝を誇るモーター。

ですが、現在は事故で足落ちし、本来の実力を引き出せるかがポイント。
素質は抜群ですし、調整次第では一気に化けるかもしれません。

序盤から好調な上位機「17号機」

出足：◯　伸び足：◎　回り足：◯

序盤からコンスタントに活躍する上位機。
誰が使用しても気持ちの良い伸びが特徴的。

整備次第では出足・回り足も好調ですし、乗り手のテクニックが試されます。
屈指の実力者が揃うクイーンズクライマックスでは、真価を発揮しそうですね。

ノーハンマーでもNo.1級の回り足「7号機」

出足：◯　伸び足：◯　回り足：◎

これまで8回の準優勝戦進出は最多。
そこまで整備しなくても結果を出せる、特に回り足に特化したモーターです。

浜名湖の広い水面では、1マークの速さは特に大事。
水面にも見事にマッチしたエンジンと言って良いでしょう。

現・浜名湖最強機か！？「8号機」

出足：◎　伸び足：◎　回り足：◎

事故で徐々に成績を下げた12号機とは裏腹に、ここ最近急上昇中なのがこの8号機。
すべてにおいてバランスが良いエンジンとなっています。

特に冷える時間帯にはいつも以上のキレ。
年末の寒い浜名湖では、魅せてくれそうですね。

「第9回-PG1クイーンズクライマックス」の出場選手一覧と注目したい2選手！

「第9回-PG1クイーンズクライマックス」の出場選手一覧

守屋美穂 【A1】	平山智加 【A1】	小野生奈 【A1】	平高奈菜 【A1】
大山千広 【A1】	寺田千恵 【A1】	松本晶恵 【A1】	細川裕子 【A1】
香川素子 【A1】	岩崎芳美 【A1】	遠藤エミ 【A1】	田口節子 【A2】