競艇はインコースが有利。
競艇を少しでもやったことがある人なら、一度は聞いたことがあるでしょう。
では、その「インの強さ」が競艇場によって大きく違うことは知っていますか?
1コース1着率が最も高い徳山は62.6%。
一方、最も低い戸田は43.1%。
同じ1コースでも、走る競艇場が違うだけで1着率には約20%もの差があります。
これを知らずに舟券を買っていると、こんなことが起こります。
- 穴ばかり狙っているわけでもないのに当たらない
- 1号艇から買っているのに思ったほど的中しない
- そこそこ当たっているのに収支はなぜかマイナス
- 「イン有利」と聞いて①頭で買ったら普通に飛んだ
ひとつでも「これ自分だ」と思った方。
この記事はかなり役に立つこと、間違いありません。
本記事では、全国24場のインの強さをランキングで比較します。
さらに「インが強い場なら①を買えばいいのか?」という疑問にも答えながら、実際にどんなレースを狙えばいいのかまで紹介します。
ランキングを覚えるだけでなく、舟券に使えるところまで持って帰ってください。
ライター紹介
鍋島鉄太
東京大学理学部を卒業したギャンブル中毒者。高校時代から競艇予想に明け暮れ、得意な数学を活かすも借金が膨らみ、返済の為に利用した競艇予想サイトに騙され2,000万円の借金を負う。その屈辱を晴らすべく悪徳サイト撲滅を志し、数年かけて競艇予想サイトの分析に打ち込み、今では本物の競艇予想サイトだけを使い、生業にする予想サイトのプロ。
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結論:インが強い競艇場TOP3は徳山・下関・大村
まず「結局どこの競艇場が一番イン強いの?」という疑問から答えます。
1コース1着率で比較したTOP3がこちらです。
| 順位 | 競艇場 | 1コース1着率 |
|---|---|---|
| 1位 | 徳山 | 62.6% |
| 2位 | 下関 | 61.4% |
| 3位 | 大村 | 61.3% |
インの強さで覚えておきたいのは、徳山・下関・大村の3場です。
いずれも1コース1着率は60%超え。
「今日はどこを買おうかな」と迷ったら、私もまずこの3場からチェックします。
1着候補を①から考えやすいので、予想も組み立てやすいです。
ここまで聞くと、なんだか簡単そうですよね。
徳山・下関・大村で①頭、相手は②③④あたり。
はい、実際それでも当たります。
当たるんですけど……それ、なかなか稼げないんですよね(笑)
インが強いことは自分だけが知っている秘密ではありません。
みんな①が強いと分かっているので、①から人気どころで決まれば当然オッズも低くなりやすいです。
せっかく的中したのに「これだけ?」となることも珍しくありません。
競艇は当てることと、利益を残すことが別物です。
だからこそ、インが強い競艇場を知ったところで終わりではありません。
その中から「どのレースなら①を狙えるのか」「どこまで相手を絞れるのか」を考える。
ここまでできて、ようやく「インが強い」という情報が舟券に生きてきます。
とはいえ、いきなり買い方の話へ進むと少し早いです。
まずは「インが強い」とは何を意味しているのか、ここだけサクッと整理しておきましょう。
「インが強い」とは?
ここまで普通に「インが強い」と言ってきましたが、そもそも何が強いのか。
答えは簡単です。
競艇で「インが強い」とは、最も内側の1コースを走る艇が1着になりやすいことを意味します。
「1号艇が強いってことじゃないの?」
ほぼその認識でも問題ありませんが、正確には1号艇ではなく1コースです。
今回紹介している徳山の62.6%という数字も、「1号艇が62.6%勝っている」という意味ではありません。
1コースから走った艇が62.6%の割合で1着になっているということです。
つまり数字が高い競艇場ほど、「まずインを1着候補として考える」という予想を組み立てやすくなります。
逆に数字が低くなれば、それだけイン以外の艇が勝つレースも増える訳です。
難しく考える必要はありません。
「インが強い=1コースが勝ちやすい」。まずはこれだけ覚えておけば十分です。
1コース1着率で比べる理由
インが強い競艇場を探すときに、まずチェックしたいのが「1コース1着率」。
名前の通り、1コースから走った艇がどれくらい1着になったのかを表しています。
「それなら1号艇の1着率でもいいんじゃない?」と思いますよね。
基本的に1号艇が1コースを走ることは多いですが、毎回そうなるとは限りません。
前付けなどで進入が変わることもあるため、競艇場そのもののインの強さを見るなら、艇番ではなく1コースの成績で比べる方が分かりやすい!というわけです。
とはいえ、初心者の方が前付けまで予想する必要はありません。
私は展示を見て進入が動きそうなら、無理にそのレースを買わないのもひとつの選択だと思っています。
分からないレースまで無理して買う必要はありませんからね(笑)
今回知りたいのは、あくまで「どの競艇場がインから狙いやすいのか」です。
その強さを同じ基準で比べるため、本記事では全国24場を「1コース1着率」で比較します。
全国平均は約55%:どこからが「強い」のか
1コース1着率で比較するとしても、数字だけでは「強い・普通・弱い」の判断がつきません。
そこで基準にしたいのが、全国24場の水準です。
全国的に見ると、1コース1着率はおおむね50%台半ば。
そのため、本記事では約55%をひとつの基準として考えます。
| 1コース1着率 | インの強さ |
|---|---|
| 60%以上 | かなり強い |
| 55%前後 | 全国水準 |
| 50%以下 | 全国水準より弱め |
今回TOP3に入った徳山62.6%、下関61.4%、大村61.3%は、すべて60%超え。
全国的に見ても「インが強い競艇場」と考えていいです。
ただ、イン最強の徳山でも約4割は1コース以外が勝っています。
「インが強い=毎回1号艇を買えばいい」ではありません。
60%を超えればインが強い部類。ただし、ランキング上位でもインが負けるレースは普通にある。
この2つをセットで覚えておきましょう。
「1号艇」と「1コース」は同じではない
ここまで1コース1着率を基準にしてきましたが、実際に舟券を買うときに少しだけ意識しておきたいのが「1号艇」と「1コース」の違いです。
ここは競艇初心者だと少しややこしいところです。
出走表は①②③④⑤⑥。
レースを見ても、ほとんど①②③④⑤⑥の順番で並んでいる。
「だったら1号艇と1コース、同じでいいじゃん」
私も最初はそう思っていました(笑)。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 1号艇 | 出走表で①に割り当てられた艇 |
| 1コース | 実際のスタートで最も内側に入るコース |
基本的には「1号艇=1コース」と考えて問題ありません。
ただ、先ほど紹介した前付けなどが起きたレースは少し話が変わります。
普段と進入が違うなら、これまでと同じ感覚で1号艇を買わない。
これだけ意識しておけば十分です。
例えば展示を見て「今日の1号艇、いつもと位置が違うな」と感じたら、私は一度立ち止まります。
そこで無理に「徳山だから1号艇頭!」と買う必要はありません。
インが強い競艇場だからこそ、ちゃんといつものインから走れるレースを選ぶ。
難しい進入まで攻略しようとすると、一気に話がややこしくなりますからね(笑)。
まずは分かりやすいレースだけで十分です。
1号艇と1コースは基本的には同じ。ただし進入が変わったレースでは、同じものとして考えない。
初心者のうちは、このくらいの認識で問題ありません。
インが強い競艇場ランキング全24場
それでは、全国24場でどの競艇場がインから勝ちやすいのかをランキングで見ていきましょう。
今回、万舟倶楽部では2025年10月1日〜2026年9月30日に全国24場で開催された55,034Rを対象に調査。
単純な「1号艇の勝率」ではなく、実際に1コースへ進入した艇が1着になった割合で比較しています。
| 集計期間 | 2025年10月1日〜2026年9月30日 |
|---|---|
| 対象 | 全国24ボートレース場 |
| 総レース数 | 55,034R |
| ランキング基準 | 1コース1着率 |
| 出典 | BOAT RACEオフィシャル「競走成績」/ボートレースレイド「場マスタ」 |
結果から先に言うと、1位は下関の62.3%。
最下位の戸田は43.1%なので、その差は19.2%あります。
同じ1コースでも、競艇場が変わるだけで大きく勝ちやすさが変わります。
まずは60%を超えた上位5場を中心に、インが強い理由も簡単に見ていきましょう。
1位 下関:穏やかな水面でインが強い
全国1位は、1コース1着率62.3%の下関です。
| 1コース進入数 | 2,228 |
|---|---|
| 1コース1着数 | 1,388 |
| 1コース1着率 | 62.3% |
「インが強い競艇場といえば大村じゃないの?」と思った方もいるかもしれません。
集計期間の1年間では、下関が大村を上回って全国1位でした。
では、なぜ下関はここまでインが強いのか。
理由のひとつが、比較的穏やかな競走水面です。
下関は海水を使ったプール型水面ですが、うねりや潮の干満による影響を受けにくいのが特徴。
水面が荒れにくいため、インが普段通りの走りをしやすく、1コースから逃げる展開に繋がりやすくなります。
難しい水面の特徴まで覚える必要はありません。
「下関は水面が比較的穏やかで、インが力を発揮しやすい」。全国1位の理由として、まずはこれを覚えておけば十分です。
2位 徳山:穏やかな水面と広い1マーク
2位は、1コース1着率61.5%の徳山です。
| 1コース進入数 | 2,568 |
|---|---|
| 1コース1着数 | 1,580 |
| 1コース1着率 | 61.5% |
徳山も、全国屈指のインが強い競艇場として知られています。
では、なぜ徳山はこれほどインが強いのか。
理由のひとつが、比較的穏やかな水面と1マーク周辺の広さです。
徳山は周囲を山や島に囲まれているため、強い風が吹くことが少なく、水面が穏やかな日が多いのが特徴。
さらに、1マークからバックストレッチにかけて水面が広く、インからでも思い切ってターンしやすいコース設計になっています。
風に邪魔されにくく、1マークも回りやすい。
徳山はインにとって走りやすい条件が揃っている競艇場です。
3位 大村:ダッシュ勢が攻めづらくイン有利
3位は、1コース1着率60.9%の大村です。
| 1コース進入数 | 2,402 |
|---|---|
| 1コース1着数 | 1,462 |
| 1コース1着率 | 60.9% |
「インが強い競艇場」と聞いて、大村を思い浮かべた方も多いでしょう。
今回の調査では3位ですが、それでも1コース1着率は60%を超えています。
では、なぜ大村は昔からインが強いのか。
ポイントになるのが、風向きの変化です。
大村は時間帯によって風向きが変わりやすく、選手にとってスタートのタイミングを合わせるのが難しい水面とされています。
特に外側のダッシュ勢が思い切って攻めづらくなるため、結果として先に回れるインが有利になりやすいというわけです。
少し難しく聞こえるかもしれませんが、考え方はシンプル。
「外から攻める艇が仕掛けにくいぶん、インが先に回りやすい」くらいで覚えておけば十分です。
4〜10位:尼崎・芦屋も1コース1着率60%超え
4位以下にも、インから狙いやすい競艇場が続きます。
特に尼崎と芦屋は60%を超えており、TOP3との差はわずかです。
| 順位 | 競艇場 | 1コース1着率 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 4位 | 尼崎 | 60.6% | クセが比較的少なく、インも強い水面 |
| 5位 | 芦屋 | 60.3% | 穏やかな水面でインから考えやすい |
| 6位 | 福岡 | 59.1% | 難水面ながら今回の集計ではインが高水準 |
| 7位 | 若松 | 59.0% | 潮の影響によってインの狙いやすさが変化 |
| 8位 | 常滑 | 58.1% | 潮位変化がなく比較的安定した水面 |
| 9位 | 津 | 58.0% | 風の強さによってインの信頼度が変わりやすい |
| 10位 | 蒲郡 | 57.7% | 比較的穏やかな水面でインも全国平均以上 |
ここで面白いのが、「インが強い=全部似た競艇場」ではないことです。
例えば福岡は独特な水面として知られていますし、若松は潮、津は風など、その日の条件も無視できません。
それでも年間で集計すると、いずれも1コース1着率は全国平均を上回っています。
だからこそ初心者のうちは、細かな水面特徴を全部覚えるよりも、「この競艇場は年間を通してインが強めなのか?」を最初の判断材料にするくらいでOKです。
11〜24位:戸田・平和島は1コース1着率45%未満
11位以下になると、全国平均付近からインがかなり弱い競艇場まで差が広がっていきます。
まずは順位と1コース1着率をまとめて確認してみましょう。
| 順位 | 競艇場 | 1コース1着率 |
|---|---|---|
| 11位 | 住之江 | 57.4% |
| 12位 | 唐津 | 56.6% |
| 13位 | 宮島 | 56.3% |
| 14位 | 児島 | 55.1% |
| 15位 | 浜名湖 | 55% |
| 16位 | 丸亀 | 54.8% |
| 17位 | 多摩川 | 54.5% |
| 18位 | びわこ | 54.2% |
| 19位 | 三国 | 52.5% |
| 20位 | 桐生 | 50.9% |
| 21位 | 鳴門 | 48.6% |
| 22位 | 江戸川 | 47.3% |
| 23位 | 平和島 | 43.8% |
| 24位 | 戸田 | 43.1% |
特に差が大きいのが下位3場です。
江戸川は47.3%、平和島は43.8%、戸田は43.1%。
いずれも1コース1着率が50%を下回っており、戸田では1コースが勝ったレースの方が少ない結果となりました。
1位の下関は62.3%、24位の戸田は43.1%。
「競艇はインが強い」と言われますが、下関と戸田では1コース1着率に19.2%もの差があります。
全国24場を同じように考えない。
これが今回のランキングから分かる一番大きなポイントです。
インが弱い競艇場ワースト5
先ほどのランキングでも触れた通り、今回ワースト5となったのは戸田・平和島・江戸川・鳴門・桐生です。
では、なぜこの5場では1コースが苦戦しているのでしょうか。
それぞれの水面やコース形状を見ると、インが弱い理由が見えてきます。
戸田・平和島・江戸川・鳴門・桐生が弱い理由
5場がランキング下位になった理由は同じではありません。
それぞれの水面やコース形状を見ると、インが苦戦しやすい理由が見えてきます。
戸田|狭いコースで外から攻められやすい
戸田は全国でもコース幅が狭く、1マークがスタンド側に振られているのが特徴です。
センター・ダッシュ勢のまくりが決まりやすく、インが逃げ切りにくいコースになっています。
平和島|狭い水面と風がインを苦しめる
平和島も1マーク付近のコース幅が狭く、さらに風の影響を受けやすい水面です。
インがスタートで遅れると外から攻め込まれやすく、1コースが絶対的に有利とはいえません。
江戸川|潮と風で水面が変わりやすい
江戸川は全国で唯一、河川を全面的に利用した競艇場です。
潮の流れと風の影響を受けやすく、水面への対応力が結果に表れやすいため、単純なコース有利だけでは決まりにくくなります。
鳴門|外からのまくりが決まりやすい
鳴門は1マークのバック側が広く、外の艇が思い切って攻めやすい水面です。
センター勢のまくりが決まる余地があるぶん、インの勝率も低くなっています。
桐生|1マークがインにとって回りづらい
桐生は1マークがホーム側に寄っており、インがターンできるスペースが狭いのが特徴です。
今回の1コース1着率は50.9%と極端に低いわけではありませんが、全国比較では20位となりました。
こうして見ると、インが弱い理由は競艇場によってさまざまです。
特に戸田・平和島のコース幅、江戸川の潮と風など、ランキング下位にはそれぞれインが苦戦しやすい水面特性があります。
なぜ競艇場によってインの強さが変わるのか
ここまで読んできた方なら、インの強さが競艇場ごとの特徴によって変わることは、なんとなく掴めてきたと思います。
なので、ここで同じ話をもう一度するつもりはありません。
ただ、ランキングを実際の予想に使うなら、「なぜこの競艇場はインが強いのか?」を見るポイントだけは整理しておきたいところです。
覚えておきたいのは、大きく分けてコース形状・水面・番組構成の3つ。
ここが分かると、「インが強いから」で終わらず、その数字をもう一歩深く見られるようになります。
1マークの振りとスタンドまでの距離
まず見るのが、1コースが1マークを回りやすい形になっているかです。
競艇場はどこも似て見えますが、1マークの位置や周辺の広さは同じではありません。
そのわずかな違いで、インがターンするときの余裕も、外から攻める艇が使えるスペースも変わります。
つまり、同じ1コースでも「走る場所が違えば条件も違う」ということ。
インが先に回りやすいコース形状かどうかは、その競艇場のインの強さを左右するポイントです。
風・潮・うねり
コース形状と並んで押さえておきたいのが、風・潮・うねりなどの水面特性です。
ここが少し厄介なのは、コース形状と違ってその日によって条件が変わること。
普段はインが強い競艇場でも、風が強い日や水面が荒れた日まで、いつも同じように1コースが勝てるとは限りません。
「今日はやけにインが飛ぶな……」
そんな日は、選手だけではなく水面に原因があることもあります。
とはいえ、初心者のうちから風速や潮位まで完璧に読む必要はありません。
競艇場ごとにインの強さはある。ただし、当日の水面によってその強さが変わることもある。
まずはこの感覚で十分です。
企画レース・番組構成
そしてもうひとつ、インの強さを見るうえで忘れたくないのが番組構成です。
ここまで水面の話が中心でしたが、そもそも誰が1号艇に乗っているのかでもインの勝ちやすさは変わります。
例えば、1号艇にA級選手、ほかの艇にB級選手が多い番組。
これならインの有利さに加えて、選手の実力差まで1号艇に味方します。
逆にインが強い競艇場でも、1号艇より外に実力のある選手が揃っていれば、話はそこまで単純ではありません。
「インが強いか」だけでなく、「誰がそのインを走るのか」。
ここまで見ると、同じ競艇場でもレースによって1号艇の信頼度が変わる理由が分かってきます。
インが強い競艇場で、さらにイン逃げが決まりやすいレース
ここからが、個人的には一番大事なところです。
例えば下関が全国1位だからといって、朝から12Rまで全部①頭で買う。
さすがに私はやりません(笑)。
同じ競艇場でも、1号艇にA1選手が入っているレースもあれば、外に強い選手が揃っているレースもあります。
つまり、「インが強い競艇場を選ぶ」のは入口。その中から、さらにインが勝ちやすそうなレースを選ぶ。
ここまで絞って初めて、インが強い競艇場のデータを予想に使いやすくなります。
では、どこを見るのか。
初心者でも見つけやすいところから紹介します。
場別の企画レース一覧(徳山・芦屋・大村など)
まずチェックしたいのが企画レースです。
企画レースとは、1号艇にA級選手を配置したり、進入を固定したりと、通常とは少し違った条件で組まれるレースのこと。
代表的なものを見てみましょう。
| 競艇場 | 企画レース | 特徴 |
|---|---|---|
| 徳山 | 朝トク・狙いトク・決めトク・ガチトクなど | 序盤から企画レースを実施 |
| 芦屋 | サンライズV・W・X・Y・Z戦 | 1号艇にA級選手を配置する番組など |
| 大村 | 進入固定レースなど | 進入が固定され予想しやすい |
なかでも分かりやすいのが、1号艇にA級選手、外にB級選手が多く配置されるレースです。
インが強い競艇場で、さらに1号艇の選手にも実力差がある。
的中率を重視するなら、これほど分かりやすい条件はありません。
「じゃあ企画レースだけ買っていればいいじゃん」
……となりそうですが、ここにはひとつ弱点があります。
誰が見ても1号艇を狙いやすいレースは、それだけ①頭に人気も集まりやすいです。
①から人気艇へ決まれば、「当たったけど思ったより配当がつかない」ということも珍しくありません。
企画レースは「当てやすさ」を求めるなら魅力的。ただし、高配当狙いには必ずしも向いていない。
まずはこの特徴を理解したうえで使うのがおすすめです。
グレード別:SG・G1でイン1着率はどう変わる?
では、もっと強い選手が集まるSGやG1ならどうでしょう。
「A1ばかりなんだから、1号艇ならさらに安心でしょ?」
ここは、ちょっと待ったです。
SG・G1になると、1号艇にトップレーサーが入る一方で、当然ながら2〜6号艇にもトップクラスの選手が並びます。
一般戦の企画レースのように、
「①A1、ほかはB級中心。じゃあ①から考えよう」
という分かりやすい実力差があるとは限りません。
むしろSGともなれば、「なんでこの選手が4号艇にいるの?」というメンバーになることも普通です。
そのため、「SG・G1だからインが強い」とグレード名だけで判断するのはおすすめしません。
見るべきなのはグレードそのものより、そのレースで1号艇がどれだけ信頼できる条件にあるかです。
- 1号艇の選手は当地で走れているか
- 外にスタートの速い選手はいないか
- モーターの気配は悪くないか
- 節間でしっかり着をまとめているか
SG・G1は「1号艇が強いか」ではなく、「強い1号艇を、強い外艇が崩せるか」を見る。
一般戦とは少し見方を変えた方が、インの取捨をしやすくなります。
時間帯・節間:前半レース、7〜12R、節後半
「後半レースの方が1号艇は強い?」「最終日ならインを狙いやすい?」
こうした疑問もありますが、12Rだからインが強い、開催3日目だからインが強いという単純な法則はありません。
それより私が注目したいのは、節が進むほど判断材料が増えていくことです。
初日はモーターの数字や過去成績を参考にするしかありませんが、3日目、4日目になれば話は別。
「①の選手、今節かなり走れてるな」
「逆に③の足がめちゃくちゃ良さそう……」
実際に走ったレースが増えるので、数字だけでは分からなかった部分まで見えてきます。
インが強い競艇場だから①を買うのではなく、節間成績まで見て「今日のこの①なら狙える」と判断する。
レース数を重ねた節後半ほど、この判断はしやすくなります。
インが強い競艇場でも1号艇が飛ぶ条件
ここまで読むと、インが強い競艇場で狙いやすいレースもだいぶ見えてきたと思います。
ただ、ここで逆の話もしておきましょう。
「この①、本当に買って大丈夫?」
私はインが強い競艇場ほど、むしろここを一度考えるようにしています。
なぜなら、みんなが①を買いたくなるレースで1号艇が飛べば、舟券は一気に面白くなるからです。
インが強い競艇場でも、条件が悪ければ1号艇は普通に負けます。
特にチェックしたいのが、次の3つです。
- 向かい風・強風になっている
- センターに格上の選手がいる
- 1号艇自身の状態が良くない
①を買うレースを探すだけでなく、「今日は①を疑った方が面白そう」というレースを見つけるのも、インが強い競艇場の使い方です。
向かい風・強風の日
まず注意したいのが、向かい風や強い風が吹いている日です。
インが強い競艇場だからといって、水面まで毎日同じではありません。
特に向かい風が強くなると、一般的にインはスタートから伸びづらくなり、センター・ダッシュ勢が攻める展開も生まれやすくなります。
「全国トップクラスの場だし、今日も①でいいでしょ」
こんな日に限って、風がいつもと違ったりします(笑)。
もちろん、向かい風だから必ずインが負けるわけではありません。
ただ、普段より強い風が吹いているなら、いつもの1コース1着率をそのまま信用するのは少し危険です。
インが強い競艇場でも、当日の風がインに味方しているとは限らない。
天候まで細かく予想できなくても、まずは「今日は風が強くないか?」くらいは確認しておきましょう。
センターに格上の選手がいる番組
次は、個人的にもかなり気になるパターンです。
①はB級。でも③や④にA1選手。
こういう出走表を見たら、私は「インが強い場だから①」とはすぐに決めません。
センターの③・④コースは、スタートからまくりやまくり差しでインを攻められる位置です。
そこに実力上位の選手が入れば、当然①を崩す可能性も考えたくなります。
特に、
- 1号艇がB級選手
- 3・4号艇にA1選手
- センター勢のスタートが安定している
こうした条件が重なっているなら要注意です。
「インが強い競艇場」というだけで①に人気が集まっているなら、むしろ外から狙う面白さも出てきます。
競艇場のインの強さより、そのレースに乗っている6人を見る。
①と③④の実力差が大きいレースでは、特に意識しておきたいポイントです。
1号艇のモーター・当地成績・節間成績が悪い
そして最後は、1号艇自身に「本当に大丈夫?」という材料があるケースです。
ここは出走表を見るだけでも、ある程度チェックできます。
- モーター2連対率が低い
- 当地成績が良くない
- 今節の着順が振るわない
この3つが揃っていたら、いくらインが強い競艇場でも私は①頭からの舟券を購入しません。
特に分かりやすいのが節間成績です。
3日目、4日目にもなれば、その選手が今節どんな走りをしているのか実際の結果で確認できます。
ずっと着外が続いている①を見て、
「でもこの競艇場、イン強いからなあ……」
と①頭で買う。
これ、数字に引っ張られすぎです。
反対にモーター気配も良く、当地でも走れていて、節間成績も安定しているなら、①を信頼する材料は増えます。
競艇場がインに有利でも、実際にそのインを走る選手・モーターまで好調とは限りません。
「インが強い場だから①」ではなく、「この①自身に不安材料はないか?」まで確認してから判断しましょう。
インが強い=儲かる、ではない:配当と回収率の話
ここまで「インが強い競艇場」について見てきましたが、舟券を買うなら最後に避けて通れない話があります。
インが強い競艇場を知れば、儲かりやすくなるのか?
残念ながら、話はそこまで簡単ではありません。
むしろインが強いことを知ったうえで何も考えず①から買い続けると、「結構当たってるのに、お金は増えてない……」なんてこともあります。
競艇で大事なのは的中率だけではなく、当たったときに投資額以上の払戻を残せるかです。
ここからは「①が来るか」ではなく、①が来たときにどう買うかを考えてみましょう。
1着率60%でも回収率100%を超えにくい理由
例えば、1コース1着率が60%ある競艇場。
数字だけ見ると、かなり勝てそうに感じますよね。
でも、ここで忘れてはいけないのがオッズです。
インが強いことは、自分だけが知っている情報ではありません。
当然ほかの人も①を買うので、①から人気艇へ流れる組み合わせほどオッズは下がりやすくなります。
例えば①頭で的中しても、何点も広く買って払戻が購入額を少し上回るだけなら、1回外しただけで利益が消えてしまうこともあります。
「①が6割勝つなら、①を買い続ければ勝てる」
……とはならないのが舟券の難しいところです。
的中率が高くても、的中したときの払戻が低ければ回収率は上がりません。
そのため、インが強い競艇場では「①を買うかどうか」だけでなく、買い目をどこまで絞れるかが重要になります。
狙うなら「2・3着の相手選び」
では、①を1着にするならどこで差をつけるのか。
私は2・3着の相手選びの方が大事だと思っています。
①頭までは簡単。
問題は、その後です。
①-②③④-②③④⑤⑥
こんな買い方をすれば当たりそうな気はしますが、点数はどんどん増えていきます。
そこで見るのが、2〜6号艇の比較です。
- 誰が今節走れているのか
- モーター気配が良いのはどの艇か
- 当地で成績を残している選手はいるか
- スタートが安定しているのは誰か
例えば①の信頼度が高くても、②の状態が悪く、③が好調なら①-③を中心に考える。
さらに⑤のモーターが良ければ、3着だけ⑤を拾ってみる。
こうやって「①が来るか」より「①の後ろに誰が来るか」を考えると、同じイン逃げ狙いでも買い目に差が出ます。
ここ、個人的にはインが強い競艇場を買う一番面白いところです。
1着の①を当てるゲームではなく、①が逃げた後の2・3着を当てにいく。
インが強い競艇場ほど①頭は人気になりやすい。
だからこそ、相手選びと買い目を絞ることが回収率を考えるうえで重要になります。
インの強さを自分で確かめる方法
ここまで読んで、「他の期間でも自分で調べてみたい」と思った方もいるかもしれません。
そんなときは、各競艇場のデータを逐一調べるより、実際のレースデータを見るのが一番確実です。
特に競艇場の傾向はずっと同じとは限りません。
この記事のランキングを入口にしつつ、気になる競艇場があれば自分でも数字を確認できるようになっておきましょう。
BOAT RACE公式の場別データの見方
まず確認したいのがBOAT RACE公式のレース結果です。
難しそうに見えますが、やることはシンプル。
「1コースから何回走って、そのうち何回1着になったのか」を見れば、この記事で使っている1コース1着率を確認できます。
計算式は以下の通りです。
1コース1着率 = 1コースから1着になった回数 ÷ 1コース進入回数 × 100
例えば1コースから100回走って60勝なら、1コース1着率は60%です。
見るときに注意したいのは、「1号艇が勝った回数」ではなく「1コースから勝った回数」で比べること。
ここさえ間違えなければ、期間を変えて自分なりのランキングを作ることもできます。
「最近、大村より下関の方がイン強くない?」
そんな疑問が出てきたとき、自分で確かめられるようになると競艇データを見るのも結構面白くなります。
季節・時間帯で絞って見るコツ
さらに細かく調べるなら、1年間の数字をそのまま見るだけでなく、期間を区切って比べるのもひとつの方法です。
例えば、年間では1コース1着率60%だったとしても、毎月ずっと60%前後になるとは限りません。
風や水面状況は季節によって変わりますし、開催によって出場する選手や番組も変わります。
そのため、
- 年間ではどうなのか
- 直近数か月ではどうなのか
- 気になる開催ではどうだったのか
と期間を変えて見ると、年間成績だけでは分からなかった変化に気づくことがあります。
ただし、ここはやりすぎ注意です。
「1月の3Rだけ」「直近5レースだけ」のように細かく絞りすぎると、今度はレース数が少なくなり、たまたまの結果に数字が左右されやすくなります。
まず年間の傾向を見る。気になったら期間を少し狭めて確認する。
初心者なら、この順番で十分です。
よくある質問
最後に、「インが強い競艇場」についてよくある疑問をまとめます。
インが一番強い競艇場はどこ?
今回の調査では下関です。
2025年10月1日〜2026年9月30日の全国24場・55,034Rを調査した結果、下関の1コース1着率は62.3%で全国1位でした。
続いて徳山61.5%、大村60.9%、尼崎60.6%、芦屋60.3%となっています。
「イン最強=大村」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、少なくとも今回の集計期間では下関がトップです。
1号艇だけ買い続けたら勝てる?
おすすめしません。
インが強い競艇場でも1コースが毎回勝つわけではありませんし、①頭に人気が集中すれば配当も低くなります。
「結構当たったのに収支はマイナス」では意味がありません。
大切なのは①を全部買うことではなく、①を狙いやすいレースを選び、2・3着まで絞ること。
的中率ではなく、最終的な回収率まで考えて舟券を組み立てましょう。
ランキングは毎年変わる?
変わる可能性があります。
競艇場そのもののコース形状は簡単には変わりませんが、出場選手・番組構成・気象条件などは開催ごとに異なります。
そのため、今回1位だった下関が今後もずっと1位とは限りません。
だからこそ本記事では、集計期間を2025年10月1日〜2026年9月30日と明記しています。
ランキングを見るときは、順位だけでなく「いつのデータなのか」もセットで確認してください。
まとめ
「競艇はインが強い」
これは間違いではありません。
ただ、全国24場を実際に比べてみると、その強さは競艇場によってかなり違いました。
| 順位 | 競艇場 | 1コース1着率 |
|---|---|---|
| 1位 | 下関 | 62.3% |
| 2位 | 徳山 | 61.5% |
| 3位 | 大村 | 60.9% |
| 4位 | 尼崎 | 60.6% |
| 5位 | 芦屋 | 60.3% |
今回の調査では下関が62.3%で全国1位。一方、最下位の戸田は43.1%でした。
同じ1コースでも、その差は19.2%あります。
だから、まず「どこの競艇場で買うか」を見る。
でも、そこで終わりではありません。
「インが強い場だから①」だけで勝てるなら、競艇はもっと簡単です(笑)。
企画レースなのか。
①に実力のある選手が乗っているのか。
風は強くないか。
モーターや当地成績、節間成績に不安はないか。
そして、①から買ったときに配当は見合っているのか。
こうした条件まで見ながら、「インが強い競艇場の中から、さらに①を狙いやすいレースを選ぶ」のが本記事で一番伝えたかったことです。
ランキングは「1位だから買う」ためのものではありません。
買うレースを絞り込むための最初のフィルターとして使ってください。
最初から24場すべての特徴を覚える必要もありません。
まずは下関・徳山・大村など、インが強い競艇場のレースから見てみる。
そこから「今日はこの①なら狙えそう」と思えるレースだけを選んでいけば十分です。
インが強い競艇場と1コースの狙い方を覚えてきたら、自分の予想した買い目と合わせて今回紹介した競艇予想サービスあわせて確認してみてください。
| サイト名 | 強み | 成績 的中率 |
利益 平均利益 回収率 |
投資 平均投資 |
払戻 平均払戻 最高払戻 |
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1号艇以外の 選定が 秀逸 |
34戦14勝20敗 41.2% |
+120,550円 +3,546円 123.6% |
510,000円 15,000円 |
630,550円 18,546円 87,500円 |
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無料の 提供数 随一 |
19戦14勝2敗 3トリガミ 89.4% |
+355,900円 +18,731円 412.2% |
114,000円 6,000円 |
469,900円 24,731円 68,300円 |
| 競艇 ブルドッグ |
5万円超えを 普通に出す |
21戦13勝8敗 61.9% |
+365,650円 +17,412円 274.1% |
210,000円 10,000円 |
575,650円 27,412円 76,650円 |
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